横型加工機テレスコカバー H-500-1
横型加工機伸縮カバー
作業台寸法:500mmx500mm
X ストローク:800mm
Y ストローク:730mm
Z ストローク:800mm
RFR(X/Y/Z):60/60/60 m/min
仕様
横形マシニングセンタ(HMC)は、航空宇宙、自動車、金型製造、エネルギー、重機分野など、高精度かつ高効率な加工が求められる産業において不可欠な設備です。HMCは水平スピンドル構造を採用しており、切削時に発生する切粉が横方向に排出されるため、リニアガイドや機械構造部に切粉やクーラントが侵入するリスクが高まります。これにより、機械の安定性や寿命に悪影響を及ぼす可能性があります。
そのため、高性能なテレスコカバーは単なる保護部品ではなく、HMCの性能と信頼性を長期的に維持するための最前線の防御システムと言えます。
添鼎興業(Tien Ding Industrial Co., LTD)は、HMCに特化した高性能テレスコカバーシステムを開発しており、従来品と一線を画す以下のような特徴を備えています。
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長寿命・高剛性のリニア駆動設計
一般的なテレスコカバーではベアリングを駆動要素としていますが、添鼎の製品はリニアガイド+スライダ構造を採用。これにより、高速運転や重負荷環境でも安定した駆動が可能となり、耐久性が飛躍的に向上。保守回数の低減とダウンタイムの最小化にも貢献します。
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高速・高加速度対応性能
現場での実績として、添鼎のテレスコカバーは最大移動速度74 m/min、加速度1Gに対応可能。これは、最新の高速加工機に求められる動的性能を十分に満たし、構造剛性と制御性の高さを証明しています。
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モジュール化された切粉除去ユニット
加工材や切削条件、生産環境に応じて、さまざまな切粉除去ユニットをモジュール構成で提供。スチールスクレーパーや樹脂ブレード式など、顧客のニーズに合わせて柔軟に組み合わせが可能で、切粉排出効率の向上と保護性能の最適化を実現します。
添鼎のテレスコカバーは、単に機械を保護するだけでなく、お客様の生産性と投資対効果を最大化するためのソリューションです。今後も、HMCや高度加工設備に最適な保護システムの開発を継続し、産業機械防護分野における世界的な技術リーダーを目指してまいります。